一般社団法人 日本接着学会 中部支部ホームページ

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中部支部設立30周年記念事業講演会等 盛会の御礼


  中部支部設立30周年記念事業である講演会、式典、記念パーティが去る9月11日(金)午後より80名あまりの参加者の元に開催され、盛会のうちに終了することができました。
参加いただいた皆様に対し厚く御礼申し上げます。

  この事業は10月に予定されております30周年記念誌の発行でもって終了となりますが、すでに中部支部は次回40周年記念に向けて新たな歴史を刻みつつあります。
今後ともご支援、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。


☆9月20日版の接着剤新聞に掲載していただきました(クリックで拡大されます)。
接着剤新聞9.20記事

☆以下、講演会等の様子です(クリックで拡大されます)。
講演会の様子1 講演会の様子2

式典と記念パーティの様子 式典と記念パーティの様子2


以上。

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日本接着学会中部支部設立30周年記念事業のお知らせ


『日本接着学会中部支部設立30周年記念事業』
記念講演会、記念式典、記念パーティのお知らせ

主催:日本接着学会中部支部設立30周年事業実行委員会

  現在、日本接着学会中部支部では、中部支部設立30周年を記念した事業の準備を進めております。
  以下に、その中心事業であります記念講演会、記念式典、記念パーティの開催について、詳細をお知らせ申し上げます。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

記念講演会、記念式典、記念パーティ

日時:平成21年9月11日(金) 14:00~19:30
場所:愛知工業大学本山キャンパス 
      〒464-0807  名古屋市千種区東山通1-38-1
      (地下鉄東山線本山駅下車4番出口すぐ)

記念講演会  14:00~17:00  3F講義室

14:00~14:30  「高分子表面の動的濡れ性と機能性発現」
岐阜大学工学部 ものづくり技術教育支援センター  高橋 紳矢氏

講演概要
  高分子多成分系を界面化学的に観ると、その表面・界面は界面自由エネルギーを駆動力としたダイナミクスに大きく影響を受ける。とくに、接着剤、粘着剤等の界面で機能を発現する高分子においては性能に直結するため、こうした動的濡れ性の評価・解析自体が重要な開発プロセスになると考える。講演では、種々の高分子多成分系の界面機能性とその解析結果との関係を焦点にして、演者らが行ってきた研究を例にとって解説する。

14:30~15:00  「構造用集成材向け二液接着剤と塗布システムの開発」
アイカ工業株式会社  加藤義昭氏

講演概要
  構造用集成材は現在当たり前のように一般住宅から大きな公共建築物にいたるまで数多く使用されていますがここにいたるまでには接着剤の開発とともに接着剤の塗布に関わる開発が大きく寄与しています。つまり、集成材工場における省力化並びに生産性向上に大きく寄与した塗布システムの開発経緯から最新の開発状況を報告したいと考えます。また、集成材についての基本的な生産工程と構造用集成材の規格等も報告できればと考えます。

15:00~15:30  「LCD光学フィルム用粘着剤の開発」
日東電工株式会社   佐竹正之氏

講演概要
  LCDの市場が拡大し、用途も多様化していく中で、LCD光学フィルムに用いられる粘着剤への要求特性も変化してきている。光学フィルムの代表である偏光フィルムを中心に、これらに使用される粘着剤への要求特性、および要求特性を満たすための粘着剤の開発動向について紹介する。

15:30~15:45   -休  憩-

15:45~16:15  「フラーレン類とポリウレタンのコンポジット化とその物性」
愛知工業大学工学部 応用化学科  山田 英介氏

講演概要
  炭素系ナノ素材の一つであるフラーレン(C60)あるいはフラーレンの混合物と熱可塑性ポリウレタン(TPU)との複合化を試みた。溶液法及び混練法のいずれでも調製したコンポジットの引張物性は、100~1000ppm程度の添加にも関わらず向上することを認めた。これらは、ハードセグメント量やアニーリング条件によって効果の挙動が異なることから、フラーレンはミクロ相分離構造、特にハードドメインの形成に影響すると考えており、これらを踏まえて構造と物性の関係を述べたい。

16:15~17:00  「木材と接着」
静岡大学農学部 環境森林科学科  滝  欽二氏

講演概要
  木材接着について概要を説明し、木材接着剤の特徴、熱機械分析による接着剤の熱硬化挙動、最近の住宅室内空気質の実測例等について話題提供する。

記念式典  17:15~17:45  3F講義室

・開会の辞
・支部長挨拶
・学会長祝辞
・功労者表彰(10名)
  砂川 誠氏、かせ村知之氏、佐治一良氏、山田英介氏  以上歴代支部長4名
  沼田誠一氏、高橋紳矢氏、浅井大二郎氏、佐藤暢也氏  以上歴代庶務幹事4名
  太田計正氏、西田恒隆氏  以上歴代事務局2名
・功労者スピーチ(代表)
・閉会の辞

記念パーティ  18:00~19:30  2F多目的室

・開 会
・祝 辞(関西支部長)
・乾 杯
・閉会挨拶

参加費

3,000円(パーティ参加費、当日申し受けます)
  * 記念講演会及び記念式典参加は無料です。

連絡先等

参加希望の方は下記のFAX、Eメールまたは中部支部HPの申し込みフォーム(クリックして下さい)により、希望行事、氏名、所属、連絡先(住所、電話番号、E-mail等)を明記の上、お申し込み下さい。記念パーティの参加には参加費(3,000円、当日徴収)が必要となります。
なお、参加者数は記念講演会及び記念式典で80名程度、記念パーティで50名程度を予定しております(定員になり次第、締め切らせていただく場合があります)。

〒460-0008  名古屋市中区栄二丁目17-22(財)中部科学技術センター内
日本接着学会中部支部 事務局
Tel: 052-231-3070  Fax: 052-204-1469
E-mail: tmorikawa@c-goudou.org(@を@に変換して下さい)

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第7回産官学接着若手フォーラムの開催記事(接着剤新聞)

  日本接着学会中部支部主催の第7回産官学接着若手フォーラムが昨年12月5日(金)に名古屋工業大学で開催されました。第7回目を迎えた接着若手フォーラムは、毎回接着関連の多くの若手研究者・技術者並びに学生諸君を集め、忌憚のない気軽な討論の場を提供しております。今回も50余名の関係諸氏が集い、熱心な討論が行われました。
参加された皆様には厚く御礼申し上げます。

接着剤新聞に当該フォーラム開催の記事が掲載されました(お読みになるには以下の画像をクリックして下さい)。

第7回フォーラム開催記事

---注 目---
  今年度も、接着の基礎となる科学の再学習の機会を提供するために「接着講座マスターコース」を開講いたします。
関係諸氏の皆様におかれましては、この機会に是非ご受講下さい。詳細はココをクリックしてご参照下さい(受講申し込みはココから簡単にお申し込みいただけます)
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第3回アジア接着会議(ACA2009)参加募集案内


創立45周年記念日本接着学会第47回年次大会
第3回アジア接着会議(ACA2009)参加募集案内

  平成20年度の年次大会は第3回アジア接着会議として開催することとなりました。
アジア接着会議は日本・韓国・中国の接着学会がオーガナイザーとなり、アジアを中心とした接着に関する国際会議です。

会 期 2009年6月7日(日)~10日(水)
会 場 アクトシティ浜松
〒430-7790 静岡県浜松市中区板屋町111番地の1
発表の種類:
 ○ポスター(ポスタープレビューは行いません)
 ○オーラル(予定:発表20分、討論10分)
発表の内容:
(a) Surface and Interface
(b) Rheology and Mechanics
(c) Functional Adhesives
(d) Pressure Sensitive Adhesives Technology
(e) Adhesives for Biomedical Uses
(f) Environmental Problem --- Recycling and Pollution
(g) General

会議詳細はココ(日本語)またはココ(英語)をご参照下さい。
申し込み登録はこちら


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接着講座マスターコースのご案内


接着講座マスターコースのご案内

主 催  日本接着学会 中部支部

  接着関連企業に勤務する技術者に,接着の基礎となる科学の再学習の機会を提供するために「接着講座マスターコース」を開講して参りました。今年も現在,その分野で活躍しておられる著名な先生方にご講演をお願いしました。いずれの講義にも接着技術者にとって欠くことのできない基礎となる科学的内容が含まれています。多数の方々のご参加をお待ちしています。

講義日程
平成21年2月6日(金)

第Ⅰ講 AM 10:00~11:20
大阪市立大学 工学研究科 准教授 逢坂 勝彦
光ファイバセンサによるFRP接着継手のヘルスモニタリング
  繊維強化プラスチック(FRP)を被着材に用いた接着継手について、光ファイバセンサを用いたヘルスモニタリング手法について説明する。本手法は、FRPの接着部に光ファイバひずみセンサを埋め込み、接着部のひずみを常にモニタリングすることにより、剥離等の損傷により発生するひずみ分布変化から損傷を検出するものである。

第Ⅱ講 PM 0:30~1:50
東京工業大学 理工学研究科 教授 高田 十志和
ポリロタキサンネットワークの有効活用と新素材
  使いやすいポリロタキサンネットワークを活用した素材、及びリサイクル特性を賦与したポリロタキサンネットワークの合成と特性評価について述べ、新素材としてのポリロタキサンの有効性を議論する。

第Ⅲ講 PM 2:00~3:20
東レリサーチセンター 表面研究室 室長 中川 善嗣氏
高分子表面分析法と接着性要因解析

  高分子材料の接着性は主に表面の組成、構造、形態などで決定される。高分子表面を調べる手段として、X線光電子分光法(XPS)、飛行時間型二次イオン質量分析法(TOF-SIMS)、走査型プローブ顕微鏡(SPM)などが用いられる。これらの手法について基礎から解説するとともに、その応用として、表面改質した高分子材料の接着性の要因解析を行った例を紹介する。

第Ⅳ講 PM 3:40~5:00
兵庫県立大学 工学研究科 教授 岸 肇
エポキシ樹脂系ポリマーアロイの物性発現メカニズム(仮題)

  エポキシ樹脂は、静的力学特性,接着性,耐環境性に優れており、電子材料、複合材、接着剤等の多分野で利用されているが、比較的脆く、耐衝撃性に乏しい。ここでは高分子系の添加剤による強靭化を中心としたエポキシ樹脂系ポリマーアロイの物性発現メカニズムについて述べる。

定 員
80名

受 講 料
会員  10,000 円、 非会員 12,000 円、 学生 2,000 円

会 場
名古屋市工業研究所  名古屋市熱田区六番町三丁目4番41号
【交通】 地下鉄名港線「六番町」駅下車3番出口から徒歩2分

問い合わせ先
岐阜大学工学部 応用化学科 高橋 紳矢  Tel&Fax:058-293-2631
東亞合成(株) 機能樹脂研究所   神谷 大介  Tel:052-611-9917

お申込み方法
この申し込みフォームにて必要事項をご記入後、送信ボタンを押して下さい。
  ファックスをご利用の場合は、「接着講座マスターコース受講申込み」と表記し,1)氏名(ふりがな),2)勤務先(所属),3)連絡先住所,4)電話番号,5)Fax番号,6)e-mailアドレス,7)申込み区分(会員・非会員・学生),8)受講料振込み予定日を明記し,Fax(058-293-2631)までお申し込みください。
  なお,受講料は、『 三井住友銀行 名古屋支店 普通預金 5540663 口座名義 日本接着学会中部支部 』へ受講日の前日までにお支払いください。

 

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第7回産官学接着若手フォーラム開催のお知らせ


第7回 産官学接着若手フォーラム開催のお知らせ及びポスター発表募集

主催 日本接着学会中部支部

  日本接着学会中部支部では,将来を担う若手の接着科学者と接着技術者のための「第7回産官学接着若手フォーラム」を企画しております。過去6回に渡って開催実績のある当フォーラムは,学生を含めた若手研究者にご好評をいただいております。今回も前回同様,第一線でご活躍されている研究者の基調講演,並びに参加者による研究紹介(口頭&ポスター)を以下のように予定しております。
 
  本案内では,プログラム後半にあります"ポスター討論&談話会"における研究発表・研究紹介の募集を行います。ポスター討論&談話会は,参加者同士が懇親会に似た雰囲気の中で,気軽に各ポスターテーマについて討論を行うセッションです。ポスターテーマは完結した研究例だけで無く,その途上にあるものでも,商品開発の苦労話のようなものでも結構です。多くのご応募をお寄せ下さい。さらに,本フォーラムは次世代の接着科学・接着技術を担う若手研究者の親睦を深めるとともに,接着研究の自由で幅広い情報交換と産官学連携を得ることが目的ですので,学生はもちろん,大学・公的研究機関や企業の若手研究者諸氏の積極的な参加を期待致します。また,経験ある研究者のオブザーバーとしての参加も大いに歓迎致しますので,この機会に是非,産官学接着若手フォーラムにご参集下さい。

開催日
平成20年12月5日(金)13:00~19:00

会 場
名古屋工業大学 講堂会議室(正門入ってすぐ右の建物です
〒466-8555  名古屋市昭和区御器所町
(JR中央線鶴舞駅下車北口東へ400m,地下鉄鶴舞線 鶴舞駅下車4番出口東へ500m)

基調講演 (各60分,13:10~15:10)
「微生物の付着機構」
名古屋工業大学大学院 工学研究科物質工学専攻 准教授 堀 克敏
「ぬれのメカニズムとコントロール技術」
大阪市立大学 大学院生活科学研究科 講師 酒井 英樹

フォーラム ( 各30分,15:20~16:50 )
F1  木質材料から放散するホルムアルデヒドとその吸着
静岡大学農学部 准教授 渡辺 拡
F2  防音材料の機能評価技術について
日東電工(株) 陰久 裕毅
F3  木製家具の製造と接着~家具メーカーが求める接着剤~
飛騨産業(株) 清水 友紀子

ポスター討論&談話会  ( 17:00~19:00 )

参加費
企業  4,000円、大学・官公庁  3,000円、学生  1,000円
(参加費は当日、受付でお支払い下さい。)

発表形式
ポスター討論&談話会は,上記趣旨説明にあります形式にて2時間程度,討論していただきます。ポスター展示パネルの大きさは天地90cm×左右150cmです。
なお,フォーラム(口頭)発表は30分( 討論を含む,時間配分は発表者に一任 ) が持ち時間です。

申込方法
参加・発表希望の方は,平成20年11月17日(月)までに下記連絡先へメールまたはFaxにてお申し込み下さい(参加希望のみの方は,平成20年11月25日(火)までに下記連絡先へ同様にお申し込み下さい)。
WEB上でも、以下のページからお申し込みいただけます。

アプリケーションフォーム(メール送信)(画面上の指示に従って下さい)

参加要領
氏名,連絡先(所属,住所,TEL,FAX,E-mail),ポスター討論&談話会への参加の有無,ポスター発表者については発表テーマ。( 要稿執筆につきましては後日,発表者にご連絡致します「A4半ページ程度」)

連絡先
〒422-8529  静岡市駿河区大谷836
静岡大学農学部 環境森林科学科 山田 雅章
Tel:054-238-5283,Fax:054-238-5283
E-mail: afmyama@agr.shizuoka.ac.jp
(@は半角”@”にして下さい)

第7回産官学接着若手フォーラム世話人
佐藤克尚(アイカ工業(株)、高橋紳矢(岐阜大学)、永田謙二(名古屋工業大学)、高橋勤子(愛知県産業技術研究所)、山田雅章(静岡大学)

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工場見学会のご案内


JSR株式会社 四日市工場見学会

-参加者募集-

主催 日本接着学会 中部支部

  接着に係わる技術的・人的交流を目的として今年も工場見学会を企画いたしました。力強い製造業が集中する中部地区の中で今年は,JSR株式会社様のご厚意により四日市工場の見学会を下記のように開催いたします。JSR四日市工場は1960年に四日市石油化学コンビナートの一環として,グッドイヤー等の技術を基に独自の設計により建設された日本初のSBR本格生産拠点です。SBRに続いて,NBR,BR,EPDM,PCL,ABSを生産開始し,1979年以降半導体用フォトレジスト,接着剤デソライト,液晶表示材料,耐熱透明樹脂フィルムも生産されています。
四日市工場は合成ゴム,ラテックスをはじめ,半導体製造用材料,フラットパネルディスプレイ用材料,光学材料まで幅広く生産されている世界でも数少ない工場の一つです。
今回は工場見学の後に「TPV関連技術の動向(仮)」,「水系粘着剤の紹介(仮)」についての講演も行います。この機会に工場見学会に是非,ご参加いただければ幸甚でございます。

  記

1.日 
平成20年9月25日()   

2.見学先
JSR株式会社 四日市工場(三重県四日市市)                


3. スケジュール

13:00  近鉄塩浜駅 西口ロータリー集合 

13:15   塩浜駅を送迎バスで出発

13:30   JSR株式会社 四日市工場 到着

13:30~14:00   挨拶,工場概要説明 等

14:00~15:00   工場見学
15:00~15:15   休憩,質疑応答
15:15~16:15   講演2件
   「TPV関連技術の動向(仮)」
   「水系粘着剤の紹介(仮)」
16:30~16:45   送迎バスで塩浜駅へ,解散


4. 参加費
一人 3,000円  会員,非会員同額 (領収書と引替に当日徴収します)


5. 募集人員
40名 (定員になりしだい申込みを締め切ります)


6. 集合・解散
近鉄名古屋線 塩浜駅 西口ロータリー(改札を出て右側の階段下)


7. 参加申込
申し込みフォームに必要事項をご入力のうえ,送信下さい。
平成20年9月18日(木)までにお申し込み下さい。
または、タイトルを「JSR株式会社 四日市工場 見学会」として、会社名・機関名、所在地(郵便番号)、申込者氏名、所属、部署、役職、TEL、FAX(複数の場合はそれぞれ)を明記の上、下記E-メール・FAXまでお送り下さい。
申込締切後,参加申込受理者には参加証をFAXにて送付いたします。 
当日,必ずご持参下さい。


申込先

460-0008  名古屋市中区栄二丁目17-22
 ()中部科学技術センター内
日本接着学会中部支部 事務局

TEL052-231-3070  FAX052-204-1469
E-mail
tmorikawa@c-goudou.org

8.同業種(ゴム製造業等)の方は,参加をお断りする場合がございますので,ご了承ください。

*定刻になりしだい送迎バスは出発しますので,時間厳守をお願いします。

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H20年度 中部支部総会のお知らせ

平成20年度日本接着学会中部支部総会・講演会のご案内

日本接着学会 中部支部
支部長 山田英介   

日本接着学会中部支部は、この地域の産業に係わる「接着や粘着技術」の進歩発展を図るべく1979年に設立されました。地域の発展と共に会員も増加し、現在では、会員数約220名となっております。製造業における接着・粘着の重要性を認識し、支部活動として毎年開催する若手フォーラム、見学会、接着講座マスターコース等を通じて、地域産業の発展とより多くの異業種間・産官学間の連携実現に努めております。
これらの活動につきまして、会員の皆様方のご要望を広く集め、今後の支部活動に生かして参りたいと考え、このたび初めて日本接着学会中部支部総会・講演会を下記の様に計画致しました。中部支部の活動状況をご報告し、講演会終了後には皆様方の交流の場とするため、ライトパーティーも企画しております。
会員の皆様方におかれましては、何かとご多忙とは存じますが、是非ともご参加いただき、活動に対するご意見を賜ることができれば幸甚でございます。


1・日 時:2008年7月11日(金)午後3時30分~7時

2・会 場:愛知工業大学 本山キャンパス(地図) 3F講義室及び2F多目的室
(地下鉄東山線「本山駅」4番出口 右へすぐ)

3・参加費(講演会とライトパーティーを含む): 会員5,000円, 非会員5,000円, 学生2,000円

4・スケジュール
15:30~16:00 : 総会(会員の方のみ参加可)
16:00~17:30 : 講演会
演 題:「界面機能材料の開発」
講演者: かせ村 知之 氏(元岐阜大学工学部 教授)
17:30~19:00 : ライトパーティー

5・問合わせ先  イイダ産業㈱技術部  佐藤暢也Tel:0587-36-5781

6・申込み方法    
中部支部HP内の申し込みフォーム
にて『ご希望行事等種別』の中で『その他(問い合わせ含む)』を選択いただき、必要事項及び備考欄に「総会・講演会参加希望」のご記入後、送信ボタンを押して下さい。

Faxをご利用の場合は、「総会・講演会申込み」と標記し,1)氏名(ふりがな),2)勤務先(所属),3)連絡先住所,4)電話番号,5)Fax番号,6)e-mailアドレス,7)申込み区分(会員・非会員・学生),8)振込み日を明記し,Fax(0587-36-5786、イイダ産業 佐藤)までお申し込みください。

なお,参加費は、7月4日(金)までに、『 三井住友銀行 名古屋支店 普通預金 5540663口座名義 日本接着学会中部支部 』へお振込みください。

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第6回 産官学接着若手フォーラム報告


中部支部の企画として、平成19年12月7日午後1時より岐阜大学工学部にて「第6回産官学接着若手フォーラム」を開催した。
「産官学接着若手フォーラム」は次世代の接着科学・接着技術を担う若手研究者の育成と交流、そして産官学連携の機会を目的とし、指導的立場の研究者による基調講演と大学院生・若手研究者による口頭(フォーラム)発表、そして殻となるポスターを囲んでの討論を談話会形式で行えるように企画している研究会合で、今回で六回目を迎えることができた。
第6回目の参加人数は43名(企業9名、大学・県の研究機関 7名、学生 27名)であった。

基調講演として、演題「リビングアニオン重合による水溶性・感温性高分子の精密合成」を石曽根隆氏(東京工業大学大学院 准教授)に講演していただいた。石曽根氏は、最近ますます複雑化している精密重合の手法と応用について、ご自身の研究例を交えて非常に分かりやすくお話しをされた。
引き続き行われたフォーラム(口頭)講演4件、ポスター発表20件では、若手の育成と自己啓発という面を重視して討論を十分できるように配慮した。今回のフォーラム講演は全て応用研究であったが、参加者はそれぞれの立場から興味深く聴講されたようで、活発な議論が飛び交った。
また、その後のポスター談話会では学生からの報告が殆どのためか、学生参加者同士の意見交換や議論が気軽に為され、指導的立場にある研究者の参加とお酒の力?も相まって盛況な談話会になった。

一方、本フォーラムはその主旨から観ても、学生のポスター発表が多く、発展途上の内容も含むためか、即実用を好む企業からの参加者が非常に少ないのが恒常的な悩みとなっている。本フォーラムの今後の発展のため、企業関係者の皆様には若手の育成という重要な趣旨を理解いただき、温かい目でご参加・ご支援を賜りたい。

謝辞  本フォーラムの運営に尽力いただいた中部支部関係各位に対し深く感謝申し上げます。

(アイカ工業(株)佐藤克尚、名古屋工業大学 永田謙二、静岡大学 山田雅章、愛知県産業技術研究所 高橋勤子、岐阜大学 高橋紳矢)

石曽根先生、ご講演の様子
石曽根先生、ご講演の様子

ポスター談話会の一コマ
ポスター談話会の一コマ
追記:
第六回接着若手フォーラムの開催記事が接着剤新聞(第979号、2008.1.10、新樹社)に掲載されました。記事写真をクリックしてお読み下さい。
第六回フォーラム記事
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接着講座マスターコースのご案内


接着講座マスターコースのご案内

主 催: 日本接着学会 中部支部

接着関連企業に勤務する技術者に,接着の基礎となる科学の再学習の機会を提供するために「接着講座マスターコース」を開講して参りました。 今年も現在,その分野で活躍しておられる著名な先生方にご講演をお願いしました。 いずれの講義にも接着技術者にとって欠くことのできない基礎となる科学的内容が含まれています。 多数の方々のご参加をお待ちしています。

講義日程: 平成20年1月25日(金)

第Ⅰ講: AM 10:00~11:20
岩手大学工学部 教授 森 邦夫

分子接着技術
一分子内に固体表面と反応する二個の官能基を有する化合物を分子接着剤と呼んでいる。分子接着技術は分子接着剤を用いて固体間を化学反応により連結する技術であり、二工程二方式にまとめられる。分子接着技術の重要因子は反応、表面粗さ、応力分散である。

第Ⅱ講: PM 0:20~1:40
コニシ(株) 東京技術部 井上 雅雄氏

接着剤の環境対応-VOC対策
環境問題が白熱している今日、接着剤に求められる環境課題は重要なものがある。特に室内空気質をめぐっては、2008年4月より、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンの4VOCの自主規制が始まり、接着剤も4V☆☆☆☆表示がなされる。この4物質に対応した接着剤が、官庁、学校、マンション、一戸建て住宅に要求される。
今回はこの4VOCにいかに対応すべきかについて述べる。

第Ⅲ講: PM 1:50~3:10
産業技術総合研究所 ナノテクノロジー研究部門 主任研究員 堀内 伸氏

電子顕微鏡による高分子接着界面の分子特性評価

エネルギーフィルターTEM(EFTEM)及び高分解能SEMにより高分子界面の構造解析と接着特性の評価を検討した。EFTEMによる高分子界面の厚み、拡散状態を評価し、SEMによる剥離面の高分解能観察により、高分子界面と接着との相関を議論する。

第Ⅳ講: PM 3:20~4:40
荒川化学工業(株) 光電子材料事業部 グループリーダー 合田 秀樹氏
            
有機・無機ハイブリッドの分子設計と応用
プラスチックとガラスの合いの子「ハイブリッド」はどのように作るのか?何が特長なのか?を説明します。超耐熱性エポキシ樹脂、ウエットメッキができるポリイミド、接着良好なウレタンゴム、など、機能発現のメカニズムも解説。


定  員: 80 名

受講料: 会員  10,000円,  非会員  12,000円,  学生  2,000円

会 場: 名古屋市工業研究所   名古屋市熱田区六番町三丁目4番41号
【交通】 地下鉄「六番町」駅下車南西へ徒歩2分(マップ

問い合わせ先: 岐阜大学工学部 高橋紳矢 Tel & Fax:058-293-2631、イイダ産業(株)技術部  佐藤暢也 Tel:0587-36-5781

申込み方法: 中部支部HP内の申し込みフォームにて必要事項をご記入後、送信ボタンを押して下さい。
Faxをご利用の場合は、「接着講座マスターコース受講申込み」と標記し,1)氏名(ふりがな),2)勤務先(所属),3)連絡先住所,4)電話番号,5)Fax番号,6)e-mailアドレス,7)申込み区分(会員・非会員・学生),8)受講料振込み日を明記し,Fax(058-293-2631)までお申し込みください。
なお,受講料は、『 三井住友銀行 名古屋支店 普通預金 5540663 口座名義 日本接着学会中部支部 』へ受講日の前日までにお支払いください。

以上。

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