一般社団法人 日本接着学会 中部支部ホームページ

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第10回 産官学接着若手フォーラム開催のお知らせ

第10回 産官学接着若手フォーラム(ポスター発表及び参加募集)

主催  日本接着学会中部支部

  日本接着学会中部支部では、将来を担う若手の接着科学者と接着技術者のための「第10回産官学接着若手フォーラム」を企画しております。過去9回に渡って開催実績のある当フォーラムは、学生を含めた若手研究者にご好評をいただいております。今回も前回同様、第一線でご活躍されている研究者の基調講演、並びに参加者による研究紹介(フォーラム講演3件&ポスター討論・発表)を以下のように予定しております。

  本案内では、プログラム後半にあります"ポスター討論&談話会"における研究発表・研究紹介の募集を行います。ポスター討論&談話会は、参加者同士が懇親会に似た雰囲気の中で、気軽に各ポスターテーマについて討論を行うセッションです。ポスターテーマは完結した研究例だけでなく、その途上にあるものでも、商品開発の苦労話のようなものでも結構です。多くのご応募をお待ちしております。
 
   さらに、本フォーラムは次世代の接着科学・接着技術を担う若手研究者の親睦を深めるとともに、接着研究の自由で幅広い情報交換と産官学連携を得ることが目的ですので、学生はもちろん、大学・公設研究機関や企業の若手研究者諸氏の積極的な参加を期待致します。また、経験ある研究者のオブザーバーとしての参加も大いに歓迎致しますので、この機会に是非、産官学接着若手フォーラムにご参集下さい。

日 時: 平成23年12月2日(金)13:00~19:00

会 場: 愛知工業大学 本山キャンパス 2階 多目的室
           (地下鉄東山線本山駅4番出口を右に出て1分)
           (〒464-0807 名古屋市千種区東山通1-38-1、Tel: (052)789-1381)

1.フォーラム  13:00~16:00

○ 基調講演  13:10~14:20
  
   「木材とレオロジー」(仮題)    
    静岡大学農学部環境森林科学科
    教授  祖父江 信夫 氏

○ フォーラム (各30分、14:30~16:00) 

F1 「新規π共役化合物の合成とその応用」  
       名古屋市工業研究所 材料化学部プラスチック材料研究室
       研究員  林 英樹 氏

F2 「アクリル系ブロックポリマーによる水系顔料分散挙動」 
       (株)岐阜セラツク製造所 技術開発部
       マネージャー  中貝 雄一郎 氏

F3 「建材からのVOC放散 -測定現場におけるTVOCの解釈-」 
       静岡県工業技術研究所 バイオマス循環プロジェクトスタッフ
      上席研究員  山下 理恵 氏 

2.ポスター討論&談話会 (16:30~19:00)

参加費:  企業 4,000円、 大学・官公庁 3,000円、 学生 1,000円
              (当日、受付にてお支払い下さい。)

発表形式:  ポスター討論&発表は、上記趣旨説明にあります形式にて2時間程度、討論していただきます。
ポスター展示パネルの大きさは天地90cm×左右150cmです。
なお、フォーラム(口頭)発表は30分(討論を含む、時間配分は発表者に一任)です。

申込方法:  ポスター発表または参加希望の方は、下記参加要領の必要事項をご記入の上、平成23年11月18日(金)までに下記連絡先へメール、またはFax、もしくは以下のホームページ(申し込みフォーム)にてお申し込み下さい。
(参加希望のみの方は、平成23年11月25日(金)までに上記と同様にお申し込み下さい)

参加要領:  氏名、連絡先(所属、住所、TEL、FAX、E-mail)、ポスター討論&談話会への参加の有無、ポスター発表申し込み者については発表テーマ。
(執筆要領につきましては後日、発表者にご連絡申し上げます。「A4・半ページ程度」)

連 絡 先:  〒422-8529  静岡市駿河区大谷836
静岡大学農学部 環境森林科学科  山田 雅章
Tel&Fax: 054-238-5283
E-mail: afmyama@ipc.shizuoka.ac.jp (@を@に変えて下さい)

中部支部ホームページ 申し込みフォーム

第10回産官学接着若手フォーラム世話人:
松本 正幸(アイカ工業(株))、永田 謙二(名古屋工業大学)、高橋 勤子(愛知県産業技術研究所)、高橋 紳矢(岐阜大学)、川口 大輔(名古屋大学)、山田 雅章(静岡大学)

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「青少年のための科学の祭典2011・名古屋大会」報告

青少年のための科学の祭典2011・名古屋大会」への参加記

―子供に学んだ接着の面白さと豊かな発想力―

  本年3月19日に全館リニューアルされた名古屋市科学館において、10月1日(土)・2日(日)の二日間に渡り、「青少年のための科学の祭典2011」が催され、私は日本接着学会中部支部のスタッフとして今年も参加をさせていただきました。この科学の祭典は、主に愛知県下にある多くの企業や大学、小・中学校、高校などからの協力のもと、たくさんのお子さん、ご父兄に参加していただき、大変活気あるイベントとなりました。日本接着学会中部支部では「粘着で貼り絵」と「接着で工作」の二つのテーマで、子供達に接着の楽しさと接着による「ものづくり」を遊びながら学ぶ体験型ブースを出展しました。

  「粘着で貼り絵」では半透明の赤紫、青、黄色の3色のシールを使い、下絵に色付けをしていただきました。このシールは重ね貼りをすると色の三原色に従って色の変化が起こるため、子供たちは、自分の表現したい色を作るにはどうすればよいか?、色の見本を記した表を見たり、両親に聞いたりしながらシールを重ねて貼っていました。蝶々の羽や果物、花火といった下絵に思い思いの色付けをし、また、下絵のない色画用紙にシールのみで絵を描くなど、想像力あふれる貼り絵をしていたように思います。さらに、シールを3枚以上重ねると、色のバリエーションが拡がり、また貼る順序を変えることによっても微妙な色の変化が生じるため、子供たちが遊ぶ中で、考えながらシール貼りをしていると感じたのはもちろん、親子そろって考えながら取り組んでいる姿がとても印象に残りました。

  「接着で工作」では接着剤で木材を接着し、子供たちに作品を作製していただきました。子供たちは様々な接着剤を用いて木材を器用に接着しており、特にホットメルト接着剤が冷えたら固まってしまうからと、素早くグルーガンで上手に塗布している姿には感心しました。また、毛糸やビーズ、テープを用いてカラフルに色付けをしたり、お家や車、ロケットなどの大きな作品を30~40分時間をかけて作り上げているといった子供も見られました。どの子供もみんな熱心に、すごい集中力で取り組んでいて、発想力豊かであったことに驚かされました。

私も子供たちの「ものづくり」の一端を拝見し、強い好奇心や高い想像性を羨ましくも思い、自らも見習わなければいけないと感じました。

今回の活動が、子供たちに接着を通じた「ものづくり」の楽しさを知っていただく機会となり、さらに想像力を高めていけるきっかけになってくれればうれしく思います。最後に、今回のイベントを通して、子供たちとの触れ合いや、同スタッフの方々との親睦を深められるなど貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。

(名古屋工業大学大学院 園田寛行)

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