一般社団法人 日本接着学会 中部支部ホームページ

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接着講座マスターコースのご案内


接着講座マスターコースのご案内

主 催: 日本接着学会 中部支部

接着関連企業に勤務する技術者に,接着の基礎となる科学の再学習の機会を提供するために「接着講座マスターコース」を開講して参りました。 今年も現在,その分野で活躍しておられる著名な先生方にご講演をお願いしました。 いずれの講義にも接着技術者にとって欠くことのできない基礎となる科学的内容が含まれています。 多数の方々のご参加をお待ちしています。

講義日程: 平成20年1月25日(金)

第Ⅰ講: AM 10:00~11:20
岩手大学工学部 教授 森 邦夫

分子接着技術
一分子内に固体表面と反応する二個の官能基を有する化合物を分子接着剤と呼んでいる。分子接着技術は分子接着剤を用いて固体間を化学反応により連結する技術であり、二工程二方式にまとめられる。分子接着技術の重要因子は反応、表面粗さ、応力分散である。

第Ⅱ講: PM 0:20~1:40
コニシ(株) 東京技術部 井上 雅雄氏

接着剤の環境対応-VOC対策
環境問題が白熱している今日、接着剤に求められる環境課題は重要なものがある。特に室内空気質をめぐっては、2008年4月より、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンの4VOCの自主規制が始まり、接着剤も4V☆☆☆☆表示がなされる。この4物質に対応した接着剤が、官庁、学校、マンション、一戸建て住宅に要求される。
今回はこの4VOCにいかに対応すべきかについて述べる。

第Ⅲ講: PM 1:50~3:10
産業技術総合研究所 ナノテクノロジー研究部門 主任研究員 堀内 伸氏

電子顕微鏡による高分子接着界面の分子特性評価

エネルギーフィルターTEM(EFTEM)及び高分解能SEMにより高分子界面の構造解析と接着特性の評価を検討した。EFTEMによる高分子界面の厚み、拡散状態を評価し、SEMによる剥離面の高分解能観察により、高分子界面と接着との相関を議論する。

第Ⅳ講: PM 3:20~4:40
荒川化学工業(株) 光電子材料事業部 グループリーダー 合田 秀樹氏
            
有機・無機ハイブリッドの分子設計と応用
プラスチックとガラスの合いの子「ハイブリッド」はどのように作るのか?何が特長なのか?を説明します。超耐熱性エポキシ樹脂、ウエットメッキができるポリイミド、接着良好なウレタンゴム、など、機能発現のメカニズムも解説。


定  員: 80 名

受講料: 会員  10,000円,  非会員  12,000円,  学生  2,000円

会 場: 名古屋市工業研究所   名古屋市熱田区六番町三丁目4番41号
【交通】 地下鉄「六番町」駅下車南西へ徒歩2分(マップ

問い合わせ先: 岐阜大学工学部 高橋紳矢 Tel & Fax:058-293-2631、イイダ産業(株)技術部  佐藤暢也 Tel:0587-36-5781

申込み方法: 中部支部HP内の申し込みフォームにて必要事項をご記入後、送信ボタンを押して下さい。
Faxをご利用の場合は、「接着講座マスターコース受講申込み」と標記し,1)氏名(ふりがな),2)勤務先(所属),3)連絡先住所,4)電話番号,5)Fax番号,6)e-mailアドレス,7)申込み区分(会員・非会員・学生),8)受講料振込み日を明記し,Fax(058-293-2631)までお申し込みください。
なお,受講料は、『 三井住友銀行 名古屋支店 普通預金 5540663 口座名義 日本接着学会中部支部 』へ受講日の前日までにお支払いください。

以上。

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第6回産官学接着若手フォーラムのお知らせとポスター発表募集


- 第6回産官学接着若手フォーラム -

日本接着学会中部支部では、将来を担う若手の接着科学者と接着技術者のための「第6回産官学接着若手フォーラム」を企画しております。過去5回に渡って開催実績のある当フォーラムは、学生を含めた若手研究者にご好評をいただいております。今回も前回同様、第一線でご活躍されている研究者の基調講演、並びに参加者による研究紹介(口頭&ポスター)を以下のように予定しております。

本案内では、プログラム後半にあります"ポスター討論&談話会"における研究発表・研究紹介の追加募集を行います。ポスター討論&談話会は、参加者同士が懇親会に似た雰囲気の中で、気軽に各ポスターテーマについて討論を行うセッションです。ポスターテーマは完結した研究例だけでなく、その途上にあるものでも、商品開発の苦労話のようなものでも結構です。多くのご応募をお寄せ下さい。

さらに、本フォーラムは次世代の接着科学・接着技術を担う若手研究者の親睦を深めるとともに、接着研究の自由で幅広い情報交換と産官学連携を得ることが目的ですので、学生はもちろん、大学・公的研究機関や企業の若手研究者諸氏の積極的な参加を期待いたします。
また、経験ある研究者のオブザーバーとしての参加も大いに歓迎致しますので、この機会に是非、産官学接着若手フォーラムにご参集下さい。

*主 催*
日本接着学会 中部支部

*開 催 日*
平成19年12月7日(金) 13:00~19:00

*会 場*
岐阜大学工学部 E棟ホール及び13番講義室
(〒501-1193 岐阜市柳戸1-1、JR岐阜駅または名鉄岐阜駅より岐阜バス・大学病院線またはキャンパス線にて約30分


*フォーラム*  
 13:00~16:50

-基調講演-13:10~14:20

「リビングアニオン重合による水溶性・感温性高分子の精密合成」
東京工業大学 有機・高分子物質専攻  准教授    石曽根 隆氏 )

-フォーラム発表-
(各30分,14:40~16:50

F1 水性グラビアインキの開発
(株)岐阜セラツク製造所    中貝 雄一郎 氏 )

F2 フレキシブルプリント配線板(FPC)用エポキシ系接着剤について
新日鐵化学(株)・東都化成(株)    横山 直樹 氏 )

F3 耐衝撃性の優れたポリ乳酸系材料の開発
愛知県産業技術研究所    福田 徳生 氏 )

F4 未 確 定
(株)ツキオカ    若林 知明 氏 )


以下が募集項目(ポスター発表 15~20件程度)です。

-ポスター討論&談話会- (17:00~19:00
最終プログラムは本誌12月号に掲載予定 

 
*参 加 費*
 企業 4,000円,大学・官公庁 3,000円,学生 1,000円 (参加費は当日、受付でお支払い下さい。)

*発表形式*
ポスター討論&発表は、上記趣旨説明にあります形式にて2時間程度、討論していただきます。ポスターのサイズ、枚数についてはガイドラインとして、A4、10枚程度と致します (柔軟にお考え下さい)。
なお、フォーラム(口頭)発表は30分(討論を含む,時間配分は発表者に一任)が持ち時間です。

*申込方法*
ポスター発表・参加希望の方は、平成19年11月26日(月)までに下記連絡先へメール又はFaxにてお申し込み下さい。(参加希望のみの方は、平成19年12月3日(月)までに下記連絡先へ同様にお申し込み下さい。)
また、本HPの送信フォームからでもお申し込みが可能です。是非、ご利用下さい(発表題目等は備考欄に書き込んで下さい)。

*参加要領*
氏名、連絡先(所属、住所、TEL、FAX、E-mail)、フォーラム・ポスター討論&談話会への参加の有無、ポスター発表者については発表テーマ。(要稿執筆につきましては後日、発表者にご連絡致します「A4, 0.5頁程度」。)

**連 絡 先**
〒501-1193 岐阜市柳戸1-1 岐阜大学工学部 応用化学科 高橋 紳矢
Tel&Fax: 058-293-2631、E-mail: shinyat@gifu-u.ac.jp (@を半角@にして下さい)

第6回 産官学接着若手フォーラム世話人:
佐藤克尚(アイカ工業(株))、永田謙二(名古屋工業大学)、山田雅章(静岡大学)、高橋勤子(愛知県産業技術研究所)、高橋紳矢(岐阜大学)
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「名古屋市科学館フェスティバル」出展報告


去る10月6日、7日に開催されました”青少年のための科学の祭典2007「科学館フェスティバル」”にて、当支部は「接着のふしぎ-くっつく・はがれる」と題して出展いたしました。以下に担当者による報告を掲載いたします。

名古屋市科学館フェスティバル
~青少年のための科学の祭典2007~ に出展いたしました

名古屋市科学館でんきの科学館で毎年、「青少年のための科学の祭典」が開催されています。次世代を担う青少年や保護者、一般の方々に接着剤を身近に感じて頂くため、今年から中部支部として参加させて頂きました。テーマは、「粘着で貼り絵と接着で工作」、「接着のふしぎ-くっつく・はがれる」で、2つのブースを使用して出展いたしました。

「粘着で貼り絵と接着で工作」では、カラフルな粘着テープを絵本にちぎってはったり、瞬間接着剤、ホットメルト接着剤やエマルション接着剤で様々な形の木材等を接着したりと、自由な発想でお絵かきや工作を楽しんで頂き、「接着のふしぎ」では、接着できる材料とできない材料の濡れの違い、光硬化樹脂が短時間で硬化し、それをお湯に入れると膨張して簡単にはがせることを体感して頂きました。各コーナーを通じて、様々な接着剤の特性の違いを体感頂けたものと思います。今回、各コーナーで製作されたものは、いずれも創造力・発想力に富んでおり、個性豊かな作品ばかりでした。2日間を通じ、大変多くの方々に参加いただき、どうもありがとうございました。

出展の様子を掲載いたします。

以 上

*以下は出展時の写真です(クリックで拡大します)。

出展時の様子1
出展時の様子1

出展時の様子2
出展時の様子2

完成した貼り絵です♪
完成した貼り絵です♪

完成したのは鳥?それともバッタ?かな
完成したのは鳥?それともバッタ?かな

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工場見学会開催報告


三菱自動車工業(株)殿の工場見学会を開催いたしました

接着に係わる技術的・人的交流を目的として中部支部では毎年、工場見学会を企画しています。今年は、9月13日に三菱自動車工業(株)名古屋製作所(岡崎工場)を見学させていただきました。名古屋製作所では、国内外で評価の高い「アウトランダー」をはじめ「コルト」、「グランディス」、「コルトプラス」をフル稼働で生産されています(写真をご覧ください)。その生産ライン横の見学コースをご案内いただきましたので、車体が組みあがっていく様子や接着剤・シ-リング材が塗布されている様子を間近で見ることができ大変参考になると共に、本で読んだり、講演会などで話を聞いたりして得た情報が、実際に見ることにより、理解度が高まることがよく分かりました。

今回は工場見学の後に「三菱自動車の材料分野の取り組みと課題」についてのご講演を聞かせていただきました。現在の自動車産業を取り巻く環境について、「軽量化」、「VOC低減」、「植物由来樹脂・グリーンプラスチック」などのお話をいただき、その後の活発な質疑応答が参加者の皆さんの関心の高さをよく示していると感じました。
見学の様子や講演会の様子を掲載いたします。
また、この工場見学会についての接着剤新聞の記事(10月1日号)も掲載いたします。


三菱生産車種.gif
三菱自動車名古屋製作所生産車種


見学会1.JPG
見学会の様子1


見学会2.JPG
見学会の様子2


見学会3.JPG
見学会の様子3


見学会の接着剤新聞記事.gif
見学会の記事(接着剤新聞'07.10.1)



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