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2025年度接着講座マスターコース

2026年度接着講座マスターコースのご案内

主催:
一般社団法人 日本接着学会中部支部

  日本接着学会中部支部では、接着技術に関わる皆様に向けて、接着の基礎科学の再学習や最先端技術の習得を支援することを目的とし、「接着講座マスターコース」を開講しております。本年度も、接着および関連分野で優れた実績を有する第一線でご活躍中の先生方を講師にお迎えいたします。講座では、基礎から応用、さらに新分野の開拓につながる先端技術までの幅広いテーマを取り上げます。

日 時:
2026年1月26日(月)10:00~16:20

会 場:
名古屋市工業研究所 第一会議室
(名古屋市熱田区六番3-4-41、地下鉄 名港線「六番町」駅下車、3番出口すぐ)

--- 講 義 内 容 ---

10:00~10:10(10分)支部長挨拶

第Ⅰ講 10:10~11:20(70分)
公立大学法人 富山県立大学 教授  棚橋 満 氏
「フィラーとして用いる球状シリカナノ粒子表面の親疎水性が高分子系コンポジットの特性に及ぼす影響」

高分子母相との間に広大な界面が形成されるナノフィラー分散高分子系コンポジット(ナノコンポジット)の特性には、フィラー/母相界面のぬれ性や相互作用が多大な影響を及ぼす可能性が高い。ゆえに、コンポジットの特性制御・向上のためには、発現するコンポジットの特性と形成されている界面性状との関係の解明が重要となる。本講演では、シリカ/ポリプロピレン(PP)系ナノコンポジットの結晶組織形成や力学特性に及ぼすシリカ/PP界面のぬれ性の影響に関する講演者の研究事例を中心に紹介する。

休憩 11:20~11:30(10分)

第Ⅱ講 11:30~12:40(70分)
株式会社東レリサーチセンター 主任研究員  国須 正洋 氏
「分光分析による固体表面および界面の構造解析および接合メカニズムの理解」

表面や界面の構造解析は、接着接合特性を把握する上で今後ますます重要となる。本講演では、プラズマ処理やアルカリ処理などの表面処理後の樹脂固体表面や接合界面について、分光分析により化学状態、結合状態、配向状態を評価し、接合メカニズムの理解を追求した事例を紹介する。

昼休憩 12:40~13:40(60分)

第Ⅲ講 13:40~14:50(70分)
旭化成株式会社 基盤技術研究所 リードエキスパート  菊間 淳 氏
「化学企業における高分子材料の表面・界面解析」

新規な高分子材料開発において、密着性、親水/疎水性、生体適合性など、表面・界面の果たす役割は極めて重要である。講演では、フィルム、膜等の平面状の表面界面、フィラー等の不定形界面について、企業の研究現場で活用されている解析技術を解説する。

休憩 14:50~15:00(10分)

第Ⅳ講 15:00~16:10(70分)
兵庫県立大学 工学研究科 准教授  近藤 瑞穂 氏
「光反応性高分子液晶の配向制御と接着粘着への応用」

液晶高分子は外部刺激により分子配向を制御でき、その配向は高分子骨格の配向や、それに連動した巨視的な機械特性に影響する。本発表では分子配向・配向秩序度を光によって制御し、接着や粘着特性に与える影響についての最近の事例を紹介する。

閉会の挨拶 16:10~16:20(10分)
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定 員:
100名

受講料:
会員及び協賛団体会員は10,000円、非会員は15,000円、学生 無料

申込み方法:
下記リンクから2026年1月9日(金)までにお申し込みください。

    申し込みフォーム

受講料等のお支払い方法は"銀行振込"となります。2026年1月16日(金)までにお振込みをお願いします。

振込先:
三菱UFJ銀行名古屋営業部 (普通)0360136
名 義:一般社団法人 日本接着学会 中部支部

請求書が必要な方は、申込時に作成されるイベントマイページより発行ください。
1/16(金)以降、振込確認が出来次第イベントマイページより領収書の発行が可能になります。

申し込みに関する問合せ先:
日本接着学会中部支部 接着講座マスターコース世話人 守谷せいら(中部大)
e-mail:seiram(@)fsc.chubu.ac.jp(括弧をとる) 

協 賛(予定):
化学工学会東海支部、高分子学会東海支部、色材協会中部支部、電気化学会東海支部、日本化学会東海支部、日本セラミックス協会東海北陸支部、日本分析化学会中部支部、日本油化学会東海支部、表面技術協会中部支部、有機合成化学協会東海支部

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