接着講座マスターコースのご案内
- お知らせ(支部行事)
- by 接着学会中部支部
- 2007.10.22 Monday 23:06
接着講座マスターコースのご案内
主 催: 日本接着学会 中部支部
接着関連企業に勤務する技術者に,接着の基礎となる科学の再学習の機会を提供するために「接着講座マスターコース」を開講して参りました。 今年も現在,その分野で活躍しておられる著名な先生方にご講演をお願いしました。 いずれの講義にも接着技術者にとって欠くことのできない基礎となる科学的内容が含まれています。 多数の方々のご参加をお待ちしています。
講義日程: 平成20年1月25日(金)
第Ⅰ講: AM 10:00~11:20
岩手大学工学部 教授 森 邦夫氏
分子接着技術
一分子内に固体表面と反応する二個の官能基を有する化合物を分子接着剤と呼んでいる。分子接着技術は分子接着剤を用いて固体間を化学反応により連結する技術であり、二工程二方式にまとめられる。分子接着技術の重要因子は反応、表面粗さ、応力分散である。
第Ⅱ講: PM 0:20~1:40
コニシ(株) 東京技術部 井上 雅雄氏
接着剤の環境対応-VOC対策
環境問題が白熱している今日、接着剤に求められる環境課題は重要なものがある。特に室内空気質をめぐっては、2008年4月より、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンの4VOCの自主規制が始まり、接着剤も4V☆☆☆☆表示がなされる。この4物質に対応した接着剤が、官庁、学校、マンション、一戸建て住宅に要求される。
今回はこの4VOCにいかに対応すべきかについて述べる。
第Ⅲ講: PM 1:50~3:10
産業技術総合研究所 ナノテクノロジー研究部門 主任研究員 堀内 伸氏
電子顕微鏡による高分子接着界面の分子特性評価
エネルギーフィルターTEM(EFTEM)及び高分解能SEMにより高分子界面の構造解析と接着特性の評価を検討した。EFTEMによる高分子界面の厚み、拡散状態を評価し、SEMによる剥離面の高分解能観察により、高分子界面と接着との相関を議論する。
第Ⅳ講: PM 3:20~4:40
荒川化学工業(株) 光電子材料事業部 グループリーダー 合田 秀樹氏
有機・無機ハイブリッドの分子設計と応用
プラスチックとガラスの合いの子「ハイブリッド」はどのように作るのか?何が特長なのか?を説明します。超耐熱性エポキシ樹脂、ウエットメッキができるポリイミド、接着良好なウレタンゴム、など、機能発現のメカニズムも解説。
定 員: 80 名
受講料: 会員 10,000円, 非会員 12,000円, 学生 2,000円
会 場: 名古屋市工業研究所 名古屋市熱田区六番町三丁目4番41号
【交通】 地下鉄「六番町」駅下車南西へ徒歩2分(マップ)
問い合わせ先: 岐阜大学工学部 高橋紳矢 Tel & Fax:058-293-2631、イイダ産業(株)技術部 佐藤暢也 Tel:0587-36-5781
申込み方法: 中部支部HP内の申し込みフォームにて必要事項をご記入後、送信ボタンを押して下さい。
Faxをご利用の場合は、「接着講座マスターコース受講申込み」と標記し,1)氏名(ふりがな),2)勤務先(所属),3)連絡先住所,4)電話番号,5)Fax番号,6)e-mailアドレス,7)申込み区分(会員・非会員・学生),8)受講料振込み日を明記し,Fax(058-293-2631)までお申し込みください。
なお,受講料は、『 三井住友銀行 名古屋支店 普通預金 5540663 口座名義 日本接着学会中部支部 』へ受講日の前日までにお支払いください。
以上。
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