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「青少年のための科学の祭典」名古屋大会 出展報告2

先の10月19日に”「青少年のための科学の祭典」名古屋大会 出展報告1”と題して標題を掲載いたしましたが、今回は出展報告2として、参加・お手伝い下さった学生さんより以下の報告をさせていただきます。

将来、科学を志すこどもたちが少しでも増えることを願って、来年も接着学会としてはこのイベントに出展・参加したいと考えております。
スタッフ一同、来年を楽しみにしております。


青少年のための科学の祭典2013 参加報告

  去る10月5日(土)・6日(日)の二日間に渡り、名古屋市科学館/でんきの科学館にて標記の「名古屋大会」が開催されました。私は、日本接着学会中部支部のスタッフとして参加いたしました。この科学の祭典は、昨今実験の場や科学に親しむ機会が少なくなっている子供たちに、さまざまな分野のブースやステージ、ワークショップなどを通じて、科学に興味・関心を持ってもらうためのイベントとして企画されています。多くの企業や大学・高校などの教育機関の協力のもと、大勢の子供たちとご父兄に参加していただき、大変活気あふれるイベントとなりました。日本接着学会中部支部は、「粘着で貼り絵」と「接着で工作」の二つのテーマを出展し、今年も多くの子供たちに接着の面白さやものづくりの楽しさを体験していただきました。
  「粘着で貼り絵」では、半透明のピンク・水色・黄色の三色のシールを使用して、図柄が描かれたイラストにシール貼りをしていただきました。このシールは、重ねて貼ると色が変化するため、子供たちはどんな色になるのかを試しながら、思い思いの作品を作って楽しんでいました。また、シールを重ねる順番で生じる色の変化や、色の並べ方などを親子で考えて取り組んでいる姿も印象に残りました。
「接着で工作」では、接着剤で木材同士を接着し、自由に作品づくりに取り組んでいただきました。子供たちは、種類の異なる接着剤を使用して木材をつけて楽しんでいました。また、工作の材料として木材だけではなく、毛糸やビーズも用いてカラフルに色づけして、乗り物や家、動物などさまざまな作品を創作していました。中には何度もブースに来て大きな作品を完成させる子供もいました。いずれの子供たちも真剣で、自由に組み立てていく発想力には驚かされました。
  今年は、子供たちの力作をスタッフがデジカメで撮影し、
支部のホームページに掲載するという新しい試みをしました。中部地区の一般の方々に少しでも接着学会の活動を知っていただく機会になるのでは、と思います。
  この2日間、子供たちの自由な発想や行動に触れ、その発想力に自分も見習うべき点が多いと感じました。さらに、今回の体験で子供たちが「ものづくり」の楽しさや科学の楽しさを少しでも感じていただけたら、嬉しく思います。
  最後に、今回のイベントを通じて、子供たちとのふれあいや、同スタッフとの交流など普段では得られない貴重な体験をさせていただきました。

(名古屋工業大学大学院工学研究科 博士前期課程1年 西井洋人)


出展ブースの様子
出展ブースの様子
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