2018年度接着講座マスターコースのご案内
- お知らせ(支部行事)
- by 接着学会中部支部
- 2018.11.07 Wednesday 10:32
接着講座マスターコースのご案内
主 催:
一般社団法人 日本接着学会 中部支部
接着に携わる技術者に,接着の基礎となる科学の再学習や先端技術の習得の機会を提供するために「接着講座マスターコース」を開講して参りました。 今年度も,その分野で活躍しておられる著名な先生方にご講演をお願いしました。
いずれの講義にも接着技術者にとって欠くことのできない基礎となる内容や,更には新分野の開拓につながる先端技術が含まれています。
多数の方々のご参加をお待ちしています。
日 時:
2019年1月25日(金)10:00~16:20
会 場:
名古屋市工業研究所 第一会議室
(名古屋市熱田区六番三丁目4番41号, TEL:052-654-9912)
【交通】地下鉄(名港線)「六番町」駅下車3番出口から徒歩2分
講 義 内 容
第Ⅰ講 10:00~11:00
トヨタ車体(株) 新規事業開発部 植物材料開発室 室長
西村 拓也氏
「自動車の軽量化に向けた樹脂/植物繊維複合材料の開発」
自動車部品向けに開発を行っている木粉やセルロースナノファイバーでプラスチックを補強した射出材料を紹介する。特に植物を使うことによるうれしさや苦労について、具体例を交えながらお話させていただきます。
第Ⅱ講 11:10~12:10
(株)神戸製鋼所 技術開発本部 自動車ソリューションセンター 上席研究員
橋村 徹氏
「マルチマテリアル化を促進する異種金属接合技術=ゴムバルジ接合 "RuBulgeTM"=」
自動車の軽量化とコスト上昇抑制を両立するため、鋼板とアルミニウム合金、樹脂複合材を骨格に適材適所に用いる、いわゆるマルチマテリアル構造ボディの採用が欧州OEM中心に拡大しつつある。基盤となる技術は異種金属接合である。現在使われている異種金属接合技術を俯瞰し、当社で新たに開発したRuBulgeTM技術について紹介する。
第Ⅲ講 13:30~14:50
東京理科大学 理工学部 先端化学科 嘱託助教
古谷 昌大氏
「開裂性化学結合の解体性接着剤への応用」
化学結合の開裂を利用した解体性接着剤の研究について概説します。また、我々はジスルフィド結合の可逆的な開裂を利用した熱解体性光接着剤を開発してきました。その研究内容を含め、ジスルフィド結合の特徴や応用例についてご紹介します。
第Ⅳ講 15:00~16:20
岐阜大学 工学部 機械工学科 教授
三宅 卓志氏
「顕微ラマン分光法による微小部の応力・ひずみ測定を用いた接着界面の評価」
他の測定方法では実現できない μmオーダの高い空間分解能を有する顕微ラマン分光法を用いて、接着界面近傍に発生する応力・ひずみの分布を測定することにより、界面での応力伝達やはく離の進展など界面挙動の詳細を明らかにすることができる。複合材の界面評価への適用例を中心に紹介する。
定 員:
80名
受講料:
会員(含協賛学会員) 10,000円, 非会員 15,000円, 学生 無料
問合せ先:
日本接着学会 中部支部 Tel: 052-231-3070 Fax: 052-204-1469
協 賛:
化学工学会東海支部,高分子学会東海支部,色材協会中部支部,東海化学工業会,電気化学会東海支部,日本化学会東海支部,日本セラミックス協会東海支部,日本分析化学会中部支部,日本油化学会東海支部,表面技術協会中部支部,有機合成化学協会東海支部
申込み方法:
日本接着学会中部支部HP内の申し込みフォーム
にて必要事項をご記入後,送信ボタンを押して下さい。
その際、"受講料等のお支払い方法 "は"当日支払い"を選択してください。
Faxをご利用の場合は,「接着講座マスターコース受講申込み」と表記し,1)氏名(ふりがな),2)勤務先(所属),3)連絡先住所,4)電話番号,5)Fax番号,6)e-mailアドレス,7)申込み区分(会員・非会員・学生)を明記し,Fax(052-204-1469)までお申し込みください。
受講料は,当日,受付にてお支払いください。
以上
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