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接着講座マスターコースのご案内



-接着講座マスターコースのご案内-


*主 催 日本接着学会 中部支部

接着関連企業に勤務する技術者に,接着の基礎となる科学の再学習の機会を提供するために「接着講座マスターコース」を開講して参りました。 今年も現在,その分野で活躍しておられる著名な先生方にご出講をお願いしました。 
いずれの講義にも接着技術者にとって欠くことのできない基礎となる科学的内容が含まれています。
多数の方々のご参加をお待ちしています。


*講義日程 平成 19 年 1 月 19 日(金)

:第Ⅰ講 10:00~11:20
古河電気工業(株)ナノテクノセンター センター長 加納 義久氏
「粘着のメカニズムって?」


粘着、接着の研究開発をされているセミプロ(マスターコース)の皆さん、粘着が発現するメカニズムを考えたことがありますか?非常に面白いですよ!
私が大学で粘着の卒論テーマに着手してから、丁度20年が経過しました。良い機会なので、皆さんに問題提起します。本日のメニュー:発表内容は、
1.私の粘着ロードマップ、2.粘着はポリマーアロイのエキスの塊、
3.粘着の経験則ってたくさんあるよ、4.溶解度パラメータを利用していますか?、
5.将来の接着は、ナノテクで接着剤レス化?、です。活発な議論の場にしましょう。

:第Ⅱ講 12:20~13:40
九州工業大学 工学部物質工学科 教授 吉永 耕二氏
「有機溶媒中でのポリマーグラフトシリカのコロイド結晶化と固定化」


可視光波長程度の粒子間距離を有する三次元粒子配列体は、フォトニック結晶などの光学デバイスへの応用が注目されている。
本講演では、ポリマーグラフトした単分散シリカの有機溶媒中でのコロイド結晶の形成とゲル中への固定化を経て、三次元粒子配列構造をもつポリマーマトリックスの創製について述べる。

:第Ⅲ講 13:50~15:10
(株)日産アーク 研究部 主管研究員 加藤 淳氏
「樹脂・ゴム材料の接着・接合界面に関する評価分析」


樹脂・ゴムに関して異種材料の接着界面、同種材料間の溶着界面であるウエルド部、や多層フィルムの層構造等の分析事例について概説する。
また、成形不良部における流れの三次元観察結果等について言及する。

:第Ⅳ講 15:20~16:40
大阪府立大学大学院 工学研究科 教授 白井 正充氏
「熱解離型光硬化樹脂」


光照射により硬化する樹脂材料は、不溶・不融であり、耐熱性や耐溶剤性などに優れている。これらの特徴を生かしていろいろな分野で用いられるが、使用後の樹脂の除去は極めて困難である。
本講座では光で硬化するが、使用後、加熱により除去が可能な新しい光硬化樹脂の設計概念や樹脂の特性を紹介する。


*定 員 50名

*受講料 会員 10,000円, 非会員 12,000円, 学生 2,000円

*会 場 名古屋市工業研究所 名古屋市熱田区六番町三丁目4番41号
(交通) 地下鉄「六番町」駅下車南西へ徒歩2分(地図等

*問い合わせ先
岐阜大学工学部 高橋紳矢 Tel&Fax:058-293-2631
イイダ産業(株)技術部 佐藤暢也 Tel:0587-36-5781
愛知工業大学工学部 山田英介 Tel:0565-48-8121

*申込み方法 申し込みフォームにて必要事項をご記入後、送信ボタンを押して下さい。
また、FAXもご利用いただけます。申し込みフォームページに詳細があります。

なお、受講料は『 三井住友銀行 名古屋支店 普通預金 5540663 口座名義 日本接着学会中部支部 』へ受講日の前日までにお支払いください。

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