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接着講座マスターコースのご案内

接着講座マスターコースのご案内

主 催
日本接着学会 中部支部

  接着に携わる技術者に,接着の基礎となる科学の再学習や先端技術の習得の機会を提供するために「接着講座マスターコース」を開講して参りました。 今年も,その分野で活躍しておられる著名な先生方にご講演をお願いしました。 いずれの講義にも接着技術者にとって欠くことのできない基礎となる科学的内容や新分野の開拓につながる先端技術が含まれています。 多数の方々のご参加をお待ちしています。

講義日程  平成 23 年 1月 28日 (金)

第Ⅰ講  AM 10:00~11:20
「異種相界面における高分子の凝集状態」
九州大学大学院工学研究院 教授  田中 敬二氏               
  界面における高分子の凝集状態に関する情報は接着現象を考える際の鍵となる。ここでは、界面選択散乱および分光測定に基づく構造解析法を解説しながら、異種相と接触した界面における高分子構造の支配因子について議論する。

第Ⅱ講 PM 0:30~1:50
「カテコール性接着剤樹脂の創製と応用」
北陸先端科学技術大学院大学 助教  金子 大作氏                        
  自然界では、ムール貝や漆などに見られるようにカテコール基を利用し、有機・無機表面問わずに強力な接着性を示す例が存在する。我々はその接着機構を模倣した植物由来強力接着剤樹脂の合成に成功したので報告する。

第Ⅲ講 PM 2:00~3:20
「走査型レーザー顕微鏡を用いた木材への接着剤の浸透・分布の定量評価」
東京大学大学院農学生命科学研究科 助教  堀  成人氏                   
  木材接着体の内部へ浸透・分布した接着剤を顕微鏡で明瞭に可視化し、それを数値化して評価する技術を演者らは開発しつつある。そこから、アンカー効果と接着性能とを結びつける論理の構築を目指している。この技術体系を概観すると共に、さまざまな木質系接着材料への応用例を紹介する。

第Ⅳ講 PM 3:30~4:50
「接着接合部の耐久性評価方法」
中部大学 / 名城大学 非常勤講師  鈴木 靖昭氏                  
  接着接合部の疲労試験および湿潤条件下の応力負荷試験による耐久性評価法(加速試験法)について、理論および実験結果を紹介するとともに、接合部の安全率についても述べたい。

定    員
80 名

受講料
会員(含協賛学会員) 10,000円,  非会員 12,000円,  学生 2,000円

会   場
名古屋市工業研究所 名古屋市熱田区六番三丁目4番41号
交通】 地下鉄(名港線)「六番町」駅下車三番出口から徒歩2分

問い合わせ先
(財)中部科学技術センター内日本接着学会  中部支部
Tel:052-231-3070  Fax:052-204-1469

協   賛
(社)化学工学会東海支部、(社)高分子学会東海支部、(社)色材協会中部支部、東海化学工業会、(社)電気化学会東海支部、(社)日本化学会東海支部、(社)日本原子力学会中部支部、(社)日本セラミックス協会東海支部、(社)日本分析化学会中部支部、(社)日本油化学会東海支部、(社)表面技術協会中部支部、(社)有機合成化学協会東海支部

申込み方法
中部支部HP内の申し込みフォーム にて必要事項をご記入後、送信ボタンを押して下さい。
Faxをご利用の場合は、「接着講座マスターコース受講申込み」と表記し,1)氏名(ふりがな),2)勤務先(所属),3)連絡先住所,4)電話番号,5)Fax番号,6)e-mailアドレス,7)申込み区分(会員・非会員・学生),8)受講料振込み予定日を明記し,Fax(052-204-1469)までお申し込みください。
なお、受講料は、『 三井住友銀行 名古屋支店 普通預金 5540663 口座名義 日本接着学会中部支部 』へ受講日の前日までにお支払いください。


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